プロがおすすめする本当のママカメラは?ミラーレス一眼軽量レンズおすすめ2016

ママカメラ

こんにちは、姉妹の母でプロカメラマンのもむらです。

父親がカメラマンというならどんなに高機能なカメラでもいいと思うんですけど、母親がカメラを持つということは、子供の荷物も一緒に持つということ。小型軽量であることが必須です。ボディの軽さも大事なんですけど、大事なのはレンズの軽さ、薄さだと思うんです。カメラは重いから特別な時しか持ち歩かない・・というのはもんのすごくもったいないと思うんです。ちょっとした買い物の時も子供はおもしろい行動でいっぱいですから。

子供写真のプロカメラマンで、自分の子供の写真も日常的に撮っている私がおすすめしたいのは「ペッタンコな単焦点レンズがついたミラーレスカメラ」です。長いレンズがボディから飛び出さない、持ち運びに便利な薄いレンズ。そして写真がじょうずになる単焦点レンズがついたミラーレスカメラです。この条件なら、たくさんの子供の荷物の隙間に忍び込ませたくなります。ひとつずつ詳しく解説していきます。

Contents

ペッタンコな「パンケーキレンズ」

レンズにはいくつか種類があって、おいしそうな名前がついている「パンケーキレンズ」というものがあります。パンケーキレンズは、パンケーキのように薄い(本体から飛び出す長さが短い)レンズのことです。

パンケーキレンズはコンパクトなので、携帯性に優れています。カメラとレンズを持ち歩かないと写真は撮れません。持ち歩く頻度が高いと、使用頻度が上がります。

7H0A6339

子供の日常を撮るメインカメラとして使っているFUJIFILMのFinePix X100というカメラも厚さ20mm程度の「パンケーキレンズ」です。

普通の一眼レフは標準ズームレンズで厚さが80mmくらいです。

Canon5dmark3

私の仕事用カメラ (Canon5Dmark3)で107mmの厚みです。この形状を持ち歩くって結構大変ですよね?

お母さんの荷物

子供がいると、着替え、オムツ、おやつ、水筒、ハンカチなどなど色々とかさばる持ち物が多く、それを持ち歩くのはママなんですよね。子供1人でも荷物がすごいのに、複数人になるとさらに増えます。

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どうしても大荷物になってしまうので「今日、カメラやめとこっか・・」となりがちです。

でも、こどものいい写真を撮るための条件ってなんだと思いますか?

それは「子供がいい表情をした瞬間にカメラを持っている」ことです。そのためにはまずカメラを持ち歩かないとシャッターチャンスに巡り会えないわけですよね。なので、小型軽量で「薄い」カメラをおすすめします。

 

さすがにミラーレス一眼レフの各社はしのぎを削って薄いズームレンズを出しています。女性向けミラーレス一眼といえばOLYMPUS!軽くて薄いカメラの種類が豊富です。

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL6も14−42mmという22.5mmという薄さのズームレンズがついています。便利そうですが、私はあえて「単焦点レンズ」をおすすめします!

単焦点レンズ

カメラのレンズにはズームレンズと単焦点レンズがあります。ズームレンズは、ズームリングを操作しながら画角を変えて撮ることができる便利なレンズ。

ズームレンズに対して単焦点レンズは、ズームしないレンズのことです。画角が一定で変化しないレンズ。写る範囲を変えるには、自分自身が前後に移動する必要があります。単焦点レンズは悪く言えば不便なレンズです。

単焦点レンズにはズームレンズに勝る利点がいくつかあります。1つは美しく撮れること。

単焦点レンズの設計には「余裕」があり、ズームレンズの設計は相当「無理」をしていて、それが結果に表れているという見方もあります。

単焦点レンズは「一点豪華職人主義」だとすると、ズームレンズは「八方美人ぶりっこ的」といったところでしょうか。単焦点レンズが「ガスオーブン」だとすると、ズームレンズは「オーブン機能付き電子レンジ」です。パンを焼くことはできるけれど、その差は歴然としています。単焦点レンズが「万年筆」だとすると、ズームレンズは「多機能ペン」ですね。多機能ペンは便利ですがしょっちゅう壊れます。単焦点レンズが「MP3プレイヤー」だとすると、ズームレンズは「スマートフォン」。音楽聴いてる途中で電話がかかってきます。こんな例えで伝わったでしょうか。

単焦点レンズは高校卒業して写真の専門学生が持つ最初のレンズです。高校卒業したばかりの若者が「基本を学ぶ」ためにもつレンズです。「写真がうまくなるレンズ」ともいえますね。

そもそも、ズームを理解して写真を撮っている女性がどのくらいいるでしょうか。使いこなせていないズームより、持つだけで美しく撮れる単焦点レンズを使った方がいいのでは?

ママカメラは一眼レフよりミラーレス

Canonのキスデジなど、ママ向けの小型軽量な一眼レフの種類も増えましたね。

しかし、ミラーレスの「ミラーがない」という構造とセンサーサイズの大きさにより、やはりミラーレスの方が小さくて軽いみたいですね。デジタル一眼レフも軽いモデルは出てきていますが、シャッターを切るときにミラーがパタパタするための空間が必要で、ミラーレスより本体は大きいです。体が頑丈でたくさん荷物持てます!とか、写真が好きだから一眼レフがいい!というママにはデジタル一眼レフをおすすめします。でも、世の中のママさんは腱鞘炎とか肩こりに悩んでいるようだから、ミラーレスでいいんじゃないでしょうか。軽いは正義だと思います。

おすすめの軽くて薄いペッタンコなレンズ

おすすめの単焦点レンズを、軽い順にまとめてみました。

最軽量67g!SONY 単焦点広角レンズ 16mm F2.8  

SONY E 20mm F2.8

OLYMPUS M.ZUIKO 17mm F1.8

重さ87g、厚み25.5mmのレンズです。40mm相当の焦点距離です。パナソニックのレンズは、オリンパスと互換性があります。しかし、パナソニックのボディにオリンパスのレンズをつけると、手ブレ補正がなくなってしまうというデメリットがあります。オリンパスのボディにつけるならOKです。

Canon EF-M 22mm F2

重さ105g、厚み23.7mmのレンズです。35.2mm相当の焦点距離です。Canonもミラーレスを出していますが、一眼レフレンズとの互換性が微妙だったり、種類も少ないそうです。一眼レフ用のレンズもアダプターでつけられるそうですが、アダプター分の長さがあるのでミラーレスのメリットである小型軽量から離れてしまうとのことです。センサーサイズも大きくて、安いボディも出ているのでミラーレス+単焦点では一番安い組み合わせがあります。でも、他のレンズがほしい!となった時に種類がないのは悲しいですねぇ。

ペッタンコレンズまとめ

以上、重さ、薄さにこだわって厳選してみました。すでにボディを持っているという人はこの中から選ぶといいと思います。カメラをこれから選びたいという人には次の項をみてください。

プロ厳選!ママにおすすめのカメラ2選

普通はミラーレス一眼+キットレンズ(付属のズームレンズ)で売っているのですが、私はあえて単焦点レンズをおすすめしたいです。ミラーレス一眼(本体のみ)+おすすめ単焦点レンズの組み合わせを2つまで絞ってみました。価格は価格コム調べです。

OLYMPUS PEN E-P5+M ZUIKO 17mm f1.8 67,300円

 

重さはボディ・レンズ合わせて437gです。鉄板のOLYMPUS。ママ友でも使っている人が圧倒的に多いです。調べれば調べるほど女性向けというか、かわいく軽くできていると感じます。その分センサーサイズが小さいので、SONYのミラーレスに比べるとボケにくいです。そしてセンサーサイズが小さい分高感度が弱いです。暗いところでフラッシュを焚かずに撮るのが難しいということですね。欲しい機能がすべて揃っていればいいのですが、取捨選択していかなればいけません。

SONY α5100+E 16mm F2.8 69,910円

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