こんにちは。プロカメラマンのもむらです。
フォトブックを作る時、どんなサイズを選びますか?
老舗写真館で長年働いていると、色んなご意見をお聞きします。
「大きすぎるとしまい込んじゃって見ないのよね〜」
確かに!私も長女のアルバムは職場スタジオで増えるタイプのビスアルバムに入れてもらいましたが、しまい込んでしまって見てません(汗)
本棚におさまらないと、結局ダンボールなどに入れて、天袋に追いやられる。
大きい台紙などに貼られた写真はそういう運命です。
オススメは、子供がいつでも絵本のように見返すことができる、本棚におさまるA4サイズです。
Contents
子供が絵本のようにボロボロになるまでアルバムを見返して欲しい
子供の写真をフォトブックにして、自宅で見返す用にしたい。
いつでも子供がアルバムを見ることができるようにしたい。
うんうん、わかります。
それならオススメはA4またはA4に近い本棚におさまるサイズです。
老舗写真館に勤めているのでお客様の声はよく聞きますが、A4または本棚におさまる20~30センチスクエアが一番需要があります。
せっかく買っても台紙だと見返さないのよね〜というご意見。
私も台紙に貼ってもらった子供のお宮参りの写真は見返していません(汗)
節目節目で出してきて思い出を振り返るのもいいのですが、私の希望は「絵本を読むように、ボロボロになるまで子供がアルバムを見る」こと。
そのためには製本がしっかりしていないといけません。
見開きフラットになる合紙製本か、見開きがパタンと開く糸綴じなどの製本がおすすめです。
A4で、製本がしっかりしているフォトブックをチョイスしてみました!
マイブック(株式会社アスカネット)
プロの写真家も認める高品質なフォトブック。
中ページにラミネート加工がされていて、子供が鼻くそほじった手やポテチ食べた手でアルバムを見ても、多少はなんとかなります。でも紙なので、コーヒー牛乳こぼしたりするとアウトかもしれません。
フォトバック(コンテンツワークス)
個人的にオススメなフォトバック。
色のグラデーションがキレイで、写真集!という感じのフォトブックを作ることができます。
マットな質感、シンプルなデザインが好きな人はフォトバックがオススメ!
変形サイズが多く、A4も変形(210×280)です。JOURNALというアルバムです。
フジフォトアルバム(フジフォト株式会社)
フジ〜というフォトブック会社はいくつかありますが、フジフイルムの子会社だと思います。
こちらは銀塩(昔ながらの印画紙に焼き付けるタイプ。色がきれい)で、すべて見開きフラットになる製本です。
フジ系の会社なので、色は信頼性が高いと思います。
写真集というよりは、昔ながらの「写真」という感じ。好みにもよりますが、個人的には銀塩の方が色はキレイだと思います。
ただ、中ページにラミネートがされていないのが残念です。
フエルフォトブック(ナカバヤシ)
ナカバヤシは老舗で、フエルアルバムを昔からつくっています。
あなたの家にあるフエルアルバムもナカバヤシのものかもしれません。
卒業・卒園アルバムも作る会社なので、フォトブックも製本に信頼性があります。
見開き製本ではないものの、糸綴じで開きがよく長持ちします。
中ページも光沢ニス加工されているので、鼻くそ〜(省略)もOKです。
キタムラフォト本(株式会社キタムラ)
唯一全国で店舗展開をしているので、注文前に実物を見ることができるフォトブックです。
お近くにカメラのキタムラがありましたら、どんなフォトブックか覗いてみるといいと思います。
おすすめはレイフラット。見開きフラットになる製本なら、家族でアルバムを見ながら思い出に浸ることができます。
らくらくフォトブック(マイアルバム株式会社)
こちらは銀塩プリント(昔ながらの印画紙にプリントするタイプ。色がきれい)で、中ページにラミネート加工がされていて、見開きフラットになるという耐久性に優れているフォトブックです。
ただ、他の印刷系フォトブックに比べると分厚くなると思います。
ページ数が多いアルバムを作りたいとなるとちょっとかさばるかも。
逆に6ページから作れるフォトブックは少ないので、七五三や入学の写真を単体でフォトブックにしたい時にオススメです。
ビビプリ(株式会社福多デジタルフォト)
こちらも銀塩プリント(昔ながらの印画紙にプリントするタイプ。色がきれい)で、合紙製本です。ただ、中ページにラミネート加工がされていないのが惜しいですね。
らくらくフォトブックと同じで、印刷系フォトブックに比べると分厚くなると思います。
七五三や入学の写真などのイベントの写真をしっかり残したい方にはオススメです!
本棚フォトブックで子供と絵本を読むようにアルバムを見返そう
フォトブックもいろいろと用途があると思います。
おじいちゃん・おばあちゃんにプレゼントしたい。
旅行に行った時の写真をシェアしたい。
そんな時は手のひらサイズのフォトブックが良い時もあると思います。
でも、子供の成長記録はたくさん見返して欲しいから、ぜひ本棚におさまるA4サイズでフォトブックを作って欲しいと思います!