いけばなって聞くと、どんなイメージがありますか?
着物を着て、正座して、静かな和室で型どおりの花を生ける──
そんなイメージを持っている人、多いと思います。(実際、私もそうでした。)
でも今回プロフィール撮影をさせていただいた、草月流いけばな教室の先生は、そんな“いけばなのステレオタイプ”を根っこから覆したいと思っている方でした。
事前に伺ったお話の中で印象的だったのは、
「人と同じじゃつまらない。気持ち悪い作品だって自己表現です。」
というひとこと。
いけばなって、本当はもっと自由で、
もっと“自分の感性と向き合う時間”なんだなと
先生とお話ししていて強く感じました。
撮影のときは、なるべく「高尚な趣味」っぽく見せすぎないように。
そして「花が好きな人だけのもの」に見せないように。
何より「この人に会ってみたい」と思ってもらえるように。
笑ってるところも、真剣な顔も、
ちょっとした手の動きも、
全部大事に撮らせていただきました。
草月流いけばなでは、
花だけじゃなく、水も石も土も人工物も“いける”そうです。
だからこそ、「これはアレンジメントですか?いけばなですか?」という質問に対して
先生はこう答えていました。
「あなたがそう思うなら、それがいけばなです。」
この言葉、めちゃくちゃ良くないですか?
なんだか、花を生けるっていうより、
自分を見つめるレッスンのような時間。
型の中に自分をはめ込むんじゃなくて、
自分の型を見つけるような、そんな自由な習い事でした。
ありがとうございました!!
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