子供のいい写真を撮りたいお父さんお母さんへ。カメラのことはよくわからないけど、いい写真が撮りたいと思うのが親の願いですよね。
私が子供写真の仕事を始めて最初に教わったのは、意外にもカメラのことでも構図のことでもなく「一回のシチュエーションで最低8回シャッターを切る」ということでした。8回シャッターを切ることで、奇跡の瞬間や子供の可愛い顔を撮ることができる確率が高くなりました。プロが教わった方法をわかりやすく解説していきます。
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お客様に選んでいただくための「8回シャッターの法則」
写真スタジオでは、写真を撮影した後にモニターで確認して表情を選ぶ「セレクト」があります。今では当たり前になりましたね。表情を選んでいただくため、おすまし顔や笑顔、キリッとした顔、爆笑している顔などいろんな表情を引き出して撮影します。その中に思いがけず目つぶりや半眼だったりすることもあるので、お客様に見せる前にセレクトから省いて、5〜6枚の中から好きな表情を選んでいただきます。
最低でも8回シャッターを切ることを私は「8回シャッターの法則」と呼んでいます。
いい写真が撮れた!と思ってもシャッターを切り続けるのがプロ
8回シャッターの法則は、連写とはちょっと違います。一枚一枚「今だ!」と思った瞬間にシャッターを切ります。
いい写真が撮れた!というしっかりした感触があっても、シャッターを切り続けるのがプロです。
プロが人物の写真を撮る時はたいていアシスタントと2〜3名と一緒なのですが、カメラマンが「OKです」と撮影終了の合図をするまでアシスタントはひたすらアシストし続けます。アシスタントとして撮影に入っていると、なかなかカメラマンが終了の合図をしないと「まだ撮るのかな?」と思う時はあります(笑)
なぜ「いい表情が撮れた!」と思っても撮り続けるのか?それは、自分がいいと思った写真を被写体が気に入ってくれない場合があるからです。どんな表情を被写体が気にいるか、わかりません。被写体が子供なら、親御さんが気に入っていただけないといけません。こちらが「かわいい!」と思っても親御さんから見たら「顔が引きつってる」ということも多々あります。そのために、色んな表情を撮影するのがプロなのです。
普通の人より被写体にカメラを向けている時間が長い
色んな表情を撮影するために、子供にカメラを向け続ける必要があります。そのおかげで、子供の思わぬかわいい表情や面白い写真を撮れることも多いです。普通の人よりもしつこく子供にカメラを向け続けるから、いい表情も撮れるのです。子供の写真に関しては、子供がご機嫌な時にいかに枚数を撮れるかが一番大事です。
8回シャッターの法則 実例【0歳9ヶ月の赤ちゃん】
実際どんな風に撮っているか見てみましょう。6月の晴れた夕方に、長女(0歳9ヶ月の頃)に新しい洋服を着せて撮った写真です。

さっそくかわいい写真が撮れた!

目線の先は、ばあば。

ズズイと寄ってみました。歯が上下2本ずつ。げっ歯類みたいでカワユイ。

爆笑。歯が見えませんw

おーい。ばあばに手をふってます。
普通の人ならここまでで十分かわいい顔が撮れた!とカメラを向けるのをやめていると思います。ここからもしつこく撮り続けるのがプロです。

ばあたんが移動したので、目線の先も右側に。

いい感じに風が吹いてきました。

満面の笑顔!
いかがでしょう。しつこいですよねw
撮影を手伝ってくれるばあば(私の母)も、「いつまで笑わせるんだろう・・」ときっと思っていたはずですw
いい表情を追いながら、ちょっとずつアングルや角度を変えて、よりベストな写真を撮るのがプロです。
いつもよりちょっとしつこく撮ってみてください。きっとおもしろいことが起きますよ!
8回シャッターの法則 実例その2【大好きな親戚のお兄ちゃんと】
親戚(はとこ・12歳)のおにいちゃんと長女(3歳)をコキアが満開の幻想的な伊賀野の花畑で撮影している写真です。予想外の展開になります。

大好きなお兄ちゃんと。

素敵だけど、ちょっとお兄ちゃんの目線がずれてますね。

二人ともカメラ目線!
普通ならここでカメラを向けるのを終わりにしますよね。ここからが面白かった!

なぜか首に回した手に力を入れる長女w

どんどん手に力がw

白目のアニキ

動揺してフレーミングがずれましたw

ホラーマンみたいな顔になっちまいました
はとこのお兄ちゃんが何をしても怒らないのをいいことに、首を本気でシメる長女。おもしろい写真が撮れてしまい、親戚一同大爆笑でしたw
8回シャッターの法則は、こんな奇跡も起きるんですYO!
記録メディアの選び方
子供写真に限らず、人物を撮るカメラマンはチャンスが来た時にたくさんシャッターを切ります。
プロは一発入魂!と言いたいところですが、人物の撮影はある程度枚数を撮らないと、いい写真には巡りあえないんですよね・・例えば結婚式のキスシーンを撮影するカメラマンは、キスシーンが始まる前から連写します。「撮れませんでした」では済まないので。どんなに上手なカメラマンでも、ある程度枚数を撮った中から選んでいます。そのためには、大容量の記録メディアを使います。
信頼性の高いものを選ぶ
いろいろなメーカーから記録メディアが出ていますが、撮影データが壊れたという悲惨な話も聞きます。価格コムで売れ筋ランキングを見るとメディアが安くなって本当にびっくりします。売れ筋ランキング上位のメーカーで事故があったという話は聞きませんが、安すぎるメディアはちょっと怖いですねぇ。カメラマンの仲間内では「あそこのメディアは破損事故があったから使わないようにしよう」というメーカーがあります。あえて言いませんが・・知りたい方は問い合わせフォームからメッセージをどうぞ。こっそり教えますw
プロ御用達のメーカーはサンディスクです。
SDカードの正しい選び方とは – sandisk.co.jp
メーカーサイトのキャラクターの絵がかわいいです。
連写速度が速いものを選ぶ
運動会で、今いい瞬間なのに連写が続かない!
シャッターを押しても「書き込み中です」
そんな悲しい事態はイヤですね〜
選ぶポイントはカードの「最高速度」です。「MB/s(メガバイト/秒)」の数字が大きいものを選んでください。いかにメモリーカードが高速でデータを書き込めるかが連写スピードに影響します。
8回シャッターの法則でシャッターが・・・切れない!なんて悲しいことにならないように高速のメディアを選びましょう。
どのくらいの容量を買えばいいの?
たとえば海外に長期滞在するなど、バックアップを長く取れない状況が続いたとしても32ギガあれば十分だと思います。32GB以下のSDカードは今あんまり見かけないですね。。
おすすめSDカード
一眼レフ・ミラーレスのほとんどがSDカードに対応しています。唯一Nikon1がmicroSDのみである以外は、SDカードを買っておいて間違いありません。(※SONYはメモリースティックも対応しています※コンパクトフラッシュのみ対応のフルサイズ機もあります)
信頼性・速度・容量を基準に選ぶと、このSDHCカード一択ですねぇ。
ちなみに、SD、SDHC、SDXCとはなんぞや?と思った方いらっしゃいますよね。容量の違いです。SDは2GBまで、SDHCは4〜32GB、SDXCは64GB以上です。
私も同じSDカードを使っていますが、サクサクでストレスフリーですよ。
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海外パッケージで国内保証がないので安いです。国内保証つきが安心!という方はこちら。
値段に鼻水でましたw
信頼できるメーカーなので海外パッケージ版でも特に問題ないと思います。旅行前にポチッとどうぞ。
大容量のSDカードを購入したら、ぜひ8回シャッターの法則に挑戦してみてください!おもしろいことが起こりますよ〜