50年後も思い出を美しく残せるフォトブックの条件

子供の写真整理

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今はいろんな会社がいろんな種類のフォトブックを出しています。

聞いたこともないような名前の会社もフォトブック業界に参入してきたなーという感じがします。

選びきれないくらい種類がある中で、我が子のかわいい写真を50年後に見ても色褪せない美しい思い出が残せるフォトブックとはどんなものでしょうか。

 

老舗の写真館に勤めているので、以前作っていただいたアルバムがどんな風に変化するか。

アルバムがカビたり、壊れたり、写真がひび割れたり、退色したり、いろんな変化をよ〜〜〜く知っています。

そこらへんの素人さんのレビューと一緒にしてもらっちゃ困ります。

 

長期保存に適したフォトブックの条件をまとめてみました!

写真が古くなるとどんな風に変化するか

写真館に勤めていると何かと古い写真にお目にかかることが多いです。

遺影写真はもちろん、昔の写真が出てきたから復元して親戚に配りたいなどご要望は様々です。

写真を長期保存するとどんな風に変化するでしょうか。

  • 退色
  • ひび割れ
  • カビ

写真を長期間保存するとこんな風に劣化します。

調べてみると虫食いというのもありましたが、私は見たことはありません。

今までの写真プリントも、フォトブックも紙であることは同じなので、劣化の仕方は同じです。

では、長期保存に向いているフォトブックというのはどんな条件なのでしょうか。

長期保存に向いているフォトブック

フォトブックには印刷方式が大きく分けて2つあります。

  • 銀塩
  • オンデマンド印刷

昔からあるのは銀塩写真といって、写真屋さんに頼むとL判でプリントされるアレです。

触ると表面に指紋の跡がつくヤツですよ、奥さん。

オンデマンド印刷は、写真集などを大量に印刷するオフセット印刷に対して、版を作るという工程を省いた、本を一冊から作ることができる技術です。

どの方式も「紙」であることは同じなので、長期保存するための考え方は同じです。

私の考える長期保存に向いたフォトブックの条件はこの2つ。

☆製本がしっかりしているもの

☆中ページにラミネートやニス加工などのコーティングがされているもの

ひとつずつ詳しく見ていきます。

製本がしっかりしているもの

フォトブックはその名の通り「本」です。

よく図書館にむか〜しからある古い本ありますよね。ページが取れていたり、破れていたり、本自体が壊れているものがありますよね。

製本がしっかりしているものでないと、何度も繰り返し見るうちに壊れてしまいます。

かといって、大事にしすぎて箱に入れてしまい込むと、次に見たときカビていることもあります。

どんな製本を選べば良いかというと、スタジオにある見本の中では「合紙製本」が一番丈夫です。

合紙製本とは

「合紙製本」は、書店で販売されている絵本や写真館で作成する写真集に多く用いられる製本方式です。

こんな風に、紙と紙を貼り合わせて作られているので、見開きがパタンとフラットになります。

卒業アルバムや卒園アルバムにも採用されている方式です。

うちのスタジオで作るアルバムは全て見開きがパタンと開くものです。

写真アルバムというのは、家族と見ながら思い出を語ったり、時間をかけて見るものなので、手を離してもパタンと開いていることが絶対条件!と個人的に思います。

紙と紙を貼り合わせて作る分、ページが厚くなって折れにくいというのもメリットのひとつです。

デメリットを挙げるとしたら、他の製本に比べて厚く・重くなりがちというところでしょうか。

合紙製本を採用しているフォトブック

ビスタプリント

低価格なフォトブックやカレンダーを色々作ることができます。カレンダーを作ってじいじ・ばあばにプレゼントしたことがありますが、とても喜んでいただけました!

 

フルフラットフォトブック 

サイズ:A4ヨコ・A5タテ

ページ:24〜120ページ

価格:3,380〜18,133円

ビスタプリント フルフラットフォトブック

Photoback

個人的に好きなPhotoback。以前に注文したことがありますが、プロが見てもなかなか良い色味でした。シンプルなデザインで写真が引き立ちます。シンプル派必見!

 

FOLIO

サイズ:18.6×18.6センチ

ページ数:16〜36ページ

価格:7,128円〜10,152円

 

rough

サイズ:15センチ正方形

ページ数:16〜36ページ

価格:1,728〜3,888円

 

pocket

サイズ:L判サイズ

ページ数:16〜36ページ

価格:1,080〜1,944円

フジフォトアルバム

フジ〜というフォトブック会社、多いですよね。多分富士フイルムの子会社だと思いますが、銀塩写真(印刷でなく印画紙に焼き付けるタイプ)のフォトブックです。

 

全商品見開きフラットな製本です。

サイズ:6種類(A4、A4横、B5、210スクエア、257スクエア、297スクエア)

ページ:8〜48ページ

価格:2,980円〜15,980円

ページ中央に切れ目がない銀塩印画紙で作るフォトアルバム「フジフォトアルバム」

キタムラ

ご存知カメラのキタムラ。スタジオマリオを併設した写真屋さんが店舗を展開しています。唯一実物を見ることができるのがキタムラのフォト本です。

フォト本

サイズ:文庫・A4・A5

ページ:24〜120ページ

価格:2,160円〜12,312円

※無線綴じとレイフラットの2種類ありますが、見開きフラットになるレイフラットを選びましょう。

「カメラのキタムラ」みんなでつくるフォトブック「フォト本」

らくらくフォトブック

銀塩(印画紙に焼き付けるタイプ)でフルフラットなフォトブック。製本もしっかりしていて、表面にフイルムラミネート加工されているので長期保存に向いています。

この会社は初めて聞いた名前ですが、しっかりしたものを作っていそうです。

 

カジュアル

サイズ:ましかく160・たてA5・よこA5

ページ:6〜32ページ

価格:2,780円〜追加2ページ150円

 

クラッシィ

サイズ:ましかく210・ましかくスクエア・たてA4・よこA4

ページ:6〜32ページ

価格:4,580円〜追加2ページ200円

 

ライト

サイズ:ライトましかく160・ライトたてA5

ページ:6〜32ページ

価格:1,480円〜追加2ページ150円

らくらくフォトブック

ビビプリ

こちらも銀塩写真(印画紙に焼き付けるタイプ)で見開きの製本です。

 

銀塩フォトブック MYデザインカバー

サイズ:はがき縦型・はがき横型・2L縦型・2L横型・SQ15(15センチ正方形)・SQ21(21センチ正方形)・B5縦型・SQ25(25センチ正方形)・A4縦型・A4横型

ページ:16〜80ページ

価格:1,160円〜15,400円

 

銀塩フォトブック MYデザイン上製本

マイデザインカバーにハードカバーがついた特別感のある上製本タイプ。

サイズ:SQ21(21センチ正方形)・B5縦型

ページ:16〜40ページ

価格:3,500円〜7,820円

※30%OFFキャンペーン中のようです。安い!

銀塩フォトブック レザーカバー

フォトブックでは珍しい、レザーカバーです。

 

サイズ:はがき縦型・はがき横型・2L縦型・2L横型・SQ15(15センチ正方形)・SQ21(21センチ正方形)・B5縦型・SQ25(25センチ正方形)・A4縦型・A4横型

ページ:16〜80ページ

価格:1,460〜15,400円

ビビプリ

中ページにラミネートやニス加工などのコーティングがされているもの

長期間保存するものなので、中ページの紙が薄いと単純に破れやすいですし、乾燥するとパリパリになったりします。

写真館で作るアルバムは長期間保存されることが前提なので、基本的に表面に保存するための加工がされています。

 

表紙にラミネート加工やニス加工されているフォトブックは多いのですが、中ページに加工されているフォトブックは少ないです。

中ページが大事だと思うんですけどね。

画像はアスカネットの表面加工のページですが、右の画像のように、子供はアルバムを鼻くそをほじった手や、ヨダレでベトベトの手で触ります。

表面にラミネートやニス加工がしてあれば多少の水汚れはすぐに吹けばOKです。

スタジオの見本もよく子供がベトベト触りますが、液体ラミネート加工されているのでキレイですよ。無駄に怒らなくて済みますよね。

 

アスカブックはプロの業界でも、一般の人にも人気のフォトブックですが、やはりこういうところが気が利いているのが人気の理由だと思います。

中ページにラミネート加工がされているフォトブック

表紙にラミネート加工があるところは多いですが、中ページにもあるところは少ないので絞れてきます。

ちなみに14社に電話して聞きましたよ。「ウチの子の写真にキズがついたらどうするザマス!?」と神経質な奥様を装って電話しました。ほんとです。

マイブック(株式会社アスカネット)

1冊から作れる写真集を世に広めたアスカネット。プロも一般の人もユーザーが非常に多くなってきました。品質も確かです。

フエルフォトブック(ナカバヤシ株式会社)

卒業・卒園アルバムやフエルアルバムを制作している老舗です。合紙製本のフォトブックはないものの、見開きフラットになる丈夫な製本で、信頼性の高いフォトブックだと思います。

「カメラのキタムラ」みんなでつくるフォトブック「フォト本」

ネット注文だと実物は届いてから初めて見るという怖さがありますが、キタムラは多店舗展開しているのでお店でフォト本の実物を見ることができます。表面加工は銀塩写真のみです。

らくらくフォトブック(マイアルバム株式会社)

銀塩写真で、表面にフィルムラミネート加工がしてあるので、写真館に置いてあるようなしっかりしたフォトブックを作ることができます。

こうして絞っていくと、老舗だけが残っていきますね。

らくらくフォトブックだけは初めて聞きましたが。フォトグラファー向けのイベントでブースを見たことがないような気がしますが、見落としてるだけかな?

お子さんが小さいうちは中ページにコーティング加工をされたものを選んだ方がいいと思います。お子さんが小学校高学年になるくらいまでは、ポテチ食べた手でベタベタとアルバムを触ったりして喧嘩になりそうなので、中ページコーティング必死じゃないかなと思います。

無駄に怒らずに済むように祈ってます笑

そもそも、フォトブックを作れるくらい写真が厳選できてますか?

フォトブックを作ろうかな〜と色々調べていたらこのサイトにたどり着いたという方もたくさんいらっしゃると思います。

そもそも、写真を整理できていますか?

フォトブックを作ることができるくらい写真を厳選できていますか?

できている方は少ないんじゃないかなぁと思います。

なぜなら写真がデジタル化されてスマホでも気軽に撮れるようになって、管理できる容量を超えて撮っている人が多いから。

私は一般の人の写真選びにも長年携わってきているので、写真選びは1,000カット30分くらいで終わりますが、普通の人はそうはいかないですよね。

ちなみに再来週「写真整理アドバイザー」なる資格を取りに行くので、あなたのお子さんの写真整理のお手伝いができるようになると思います。

とりあえず写真を厳選する方法はこちらを読んでおいていただいて。

誰も教えてくれなかった、子供写真を厳選する方法。プロ直伝三つ星セレクト!

 

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プロフィール

老舗写真館で10年撮影をしていたプロカメラマン、河口あすかと申します。

1983年生まれ。 2012年、2014年生まれの姉妹の母です。 高校の時は写真部。 高校卒業後は芸術学部写真学科に入学して、報道写真部に在籍。 卒業後は医療系カメラマン、商品撮影アシスタントを経て老舗の写真館でひたすら人物を撮っています。 2016年に写真整理アドバイザーを取得。 撮りっぱなしのあなたのために、写真整理の記事を書いていきたいと思います。 詳しいプロフィールはこちら。 プロフィール